【Day5】脱サラする目的を明確にするために現在地と目的地の差分を確認する(10分で終わります)

脱サラ

5日目のワークをはじめます。
必ず4日目のワークを終えてから取り組みましょう。
今回のワークでは、現在地と目的地を整理して現実と理想がどれくらい離れているのかを確認します。
脱サラする目的を明確にし、どのようなアプローチ(手段)で目的地に到達できるかを考え始めます。

10分ほどで終わります。最後まで集中して取り組みましょう。

具体的な手順

  • 洗い出した価値観(再定義後)の上位3つに対して現在地を言語化する
  • 洗い出した価値観(再定義後)の上位3つに対して目的地を言語化する
  • 現在地と目的地の差分を確認して言語化する

洗い出した価値観(再定義後)の上位3つに対して現在地を言語化する


Day4で洗い出した価値観と以下の軸を掛け算して現在地を確認していきます。

現在地を洗い出す際の4つの軸

働く上で重要視されることが多い視点から現在を整理していきます。
Day1で書き出した不満も現在地を確認する役に立つため手元に用意しましょう。
例えば以下の観点から働き方を見直すとよいです▽

  • お金
  • 時間
  • 人間関係
  • 場所

かわせみの事例|脱サラ前の状況(当時の現在地)

【チェックすべき優先順位が高い価値観】
1位:自治
2位:孤独
3位:開放

・お金
→手取りで21万~22万ほどでした。
一般的な大卒月収でしたが、年を追うごとに担当企業や責任範囲が増えても昇給がないのが不満。裁量労働制を適用される職種ではないにも関わらず、それが適用されている点も疑問。自分がどれだけ貢献しても、失敗しても給与に変動幅や交渉権がないのは合わないと感じていました。

・時間
→週休二日でしたが、平日はかなり夜が遅く22時~23時前後まで。
繁忙期は休日出社もあり移動時間も合わせるとかなりの時間を拘束されており、最も不満やストレスが溜まっていた原因でした。これが原因で体調が常に悪く休日は2日のうち半分近くは寝て過ごすというのが当たり前になっていました。

・人間関係
→もともと人と関わることがあまり好きではなかったため、関心が薄かったです。職種柄仕方がない部分もありますが、減点方式の文化でミスをしたらそれを持ち上げてそこにスポットライトが当たる文化でした。社内で圧倒的な現場権力者がいて、周りがその人の顔色を伺いながら働いている状態は常に気持ち悪さを感じていました。また、誰と働くか、特に顧客が選べないことにストレスを感じていました。

・場所
→そもそも一つの場所で働き続けること自体にストレスを感じていました。
細かいところですが、ビジネスビルのワンフロアぶち抜きのような環境で、構造上は換気ができないことが私にとってはしんどいと感じていました。

まとめると、時間の拘束とそれに伴う同じ場所への拘束時間が長いことが特に不満であることが分かりました。
入社時は自身の価値観が定まっておらず、最も重要視すべき「自治」に関しては全く実現できていませんでした。本来は大切にすべきな「自分で決める」という一番重要なアプローチをすることができる状態でなく、不調になっていることが分かりました。また「孤独」についても常に隣に上司や同僚がいる状態自体もストレスに感じていることが分かりました。ひとりになりたいときに、一人になれない。夜が飲み会やイベントだった場合はさらにコンデションが落ちました。「開放」についても、日々が同じことの繰り返しになっていて自分自身の可能性を試せる環境とはほど遠い働き方になっていることに気づきました。

※「」内は以前のワークで洗い出した価値観のうち優先度の高いもの

洗い出した価値観(再定義後)の上位3つに対して目的地を言語化する

かわせみの事例|脱サラ前の目的地

次に現在地を確認したうえで、どのような状態になれば満足できる目的地といえるのかを考えていきます。シンプルにお金、時間、人間関係、場所をすべて自分自身で自由に決められるようになること。そして落ち込んでいた体調を正常に戻すこと。これが私にとっての最初の目的地です。不満が大きかった「時間」、「場所」、「お金」、「人間関係」の順番に解決していこうと決めました。そのためには会社での拘束時間を段階的に減らしていくことが必要でした。

・お金
→当時はそこまでこだわりはありませんでしたが、月収7桁(100万円)に何となくの憧れはあったことを覚えています。ですが、それよりも自分自身でコントロールができることが理想的と考えていました。
・時間
→ここが一番のこだわりポイント。誰かから時間の拘束をされることが大嫌いなため、すべてのスケジュールを自分で決められる状態を目的地に設定しました。
・人間関係
→いつでも自由に一人になれる時間を取れることが最優先。次に、自分自身の特殊な個性を理解してくれて長所としてくれる人と一緒にいたいと考えていました。頭ごなしに自身の考えや提案を否定してきたり、テーブルにあがっている課題と提案者の普段のパフォーマンスを混同してしまうような職場関係にうんざりしていたため、ここから抜け出したい気持ちが先行していました。
・場所
→ひとつの場所ではなく、気に入った場所に気分で変えられるような柔軟な場所選びができるようになりたいと考えていました。休憩時に風通しのよい場所があると状態が良くなるので、そのような場所で働きたい。

かわせみの事例|現在地と目的地の差分を確認して言語化する

最後に自分が置かれている「現在地」と理想だと考える「目的地」にどれくらいの差(理想と現実のギャップ)があるかを最小単位を設定して確認します。これは可能な限り具体的な数字に落として手元にいつでも見えるようにしておきましょう。
以下の事例くらい明確にできると、明日以降の具体的な手段を考えるフェーズに役立ちます。

・お金
<現在地>月収21万
<目的地>月収100万
<差>月収79万(約5倍の差がある)

・時間
<現在地>1日あたり会社で約13時間前後の拘束
<目的地>1日あたり他者からの拘束時間0(ゼロ)
<差>1日あたり約13時間の差

・人間関係
<現在地>1日あたり1人になれる時間は約2~3時間
<目的地>いつでも1人になれる時間をつくれる
<差>時間や場所の拘束時間、移動時間が長く一人の時間がほとんど取れない

・場所
<現在地>1か所のオフィスで席も固定、換気ができない
<目的地>多数の拠点があり席も移動が自由。風通しのよい場所で休憩ができる
<差>真逆の環境で全面的に改善が必要

まとめ

いかがだったでしょうか?自分の現在地と目的地の整理はできましたか?
どれくらい今と理想が離れているかにまずは”気づく”ことが重要です。
注意点としては、すぐに解決方法や手段に着手しないことです。
なぜなら、現在に不満をもっている人は理想から離れてしまう動きをすることが多いからです。まずはDay5の内容に集中することで最終的に適切な手段を考える際にとても役に立ちます。

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Day6では具体的にどのように理想とする目的地を達成するための手段やアプローチについて考えていきます。

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