【保存版】20代で「脱サラしたい」ならやるべきこと【リスク回避方法も】
20代で脱サラしたいと思ったら、どんなことに注意したらよいか知りたい
今の会社を続けていても将来が不安。もうこの仕事にやる気がでないし出社したくない。
でも辞めるとなったら、リスクもあるので心配。事前の準備事項も合わせて知っておきたい。
そんな疑問に答えます。
実体験も交えながら、20代で脱サラする際の事前準備を中心にまとめていきます。
私はこの方法を実践したことで、脱サラ資金500万をつくることができました。
そして、自身のメインビジネスをもった状態で脱サラしています。
脱サラ前に資金状況を確認する
まずは、改めてご自身の資金状況を確認してみてください。
月々の支出、収入はもちろん、それ以外の経費や遊びや趣味に
使っている費用も計算してみましょう。
ざっくり、以下の項目になるかと思います。
- 家賃
- 電気、ガス、水道料金料
- 通信費
- 食費
- 生活用品費
- 交通費
- 娯楽/趣味等
- その他(ローンや分割払い等)
例えば、関東近辺で一人暮らしであれば、18万~25万前後が平均的ではないでしょうか?
自炊や節約が得意な方なら15万~20万あたりかと。
今から脱サラをするとして。日本で独立して1年間挑戦するのにどれくらいのお金がかかるか、計算したことはありますか?
関東近辺で一人暮らしをしながら、都内に出て仕事をすると仮定すると
オフィスを持たない場合は、年間350~400万はかかると想定されます。
(例)月30万程度 × 12カ月 = 約360万
あくまでも、私の事例ですが。脱サラ前は実家暮らし且つ、週の大半を会社にいたという事も重なり
休日は気にせず趣味に明け暮れていましたが、月に20万前後の出費で済んでいました。
しかし、脱サラして初月の費用はなんと2倍の約40万!
※当時のメインビジネスは、物販とそのコンサルティングの代理店営業。
- 家賃:6万5千円
- 外食費:3万~5万円
- 通信費:1万円(自宅+外出用)
- 交通費:2万円 前後
- 打ち合わせの場所代(カフェ代):5万円~7万円
- 物販の仕入費用:15~20万円
- 自己投資(セミナーや勉強):5万円
- 社会保険料:2万3千円
実際に体験してみると、予想以上にお金がかかるなという印象です。
主に場所代や飲食費が毎回かかってくるので、積み重なるとバカになりません。
その後、経費の見直しを行いましたが、今でも月30万前後はかかっています。
半年から1年ほどは収入がゼロ、もしくはマイナスだったなんて
フリーランスや起業した方からは良く聞く話です。
貯金をあてにして、起業をするわけではないですが、
脱サラ資金は用意しておくに越したことはないです。
脱サラしたい目的を明確にする
脱サラする理由は、人それぞれ。ポジティブな理由、ネガティブな事情、やりたいことの大小もさまざまで良いと思います。
ただ強調したいのは、内容はどうあれ目的を「明確に」決めるべきだということです。最初の熱量が低いと、確実に行動にブレーキがかかったり、ブレたりします。なぜなら、脱サラは決して楽ではなく、非常に厳しい現実もあるからです。
例えば、私は物販で脱サラすると決めてから、自分のスキルアップや脱サラ資金づくり、社内の調整に1年半ほどを費やしました。
最初の壁が、会社を辞める前。この段階で大体の人は脱落するのでは、と感じています。今振り返っても、正直とんでもなくしんどかったです。
■平日
・7時に起きて22時まで働く(繁忙期は23時前後もあり)
・23時以降に帰宅して、ごはんを食べながらリサーチ、出品、価格調整
・2時~3時に就寝
■休日
・8時~10時に起きてジムへ
・昼食後は1日中、物販のみ
※さすがにしんどいときには、買い物や映画で気分転換してました。
これを1年半継続しました。途中、過労で倒れながらも、脱サラを諦めなかったのは
まぎれもなく、決意が強かったからです。
私の脱サラ前の目的は「自分の人生を自分で全てコントロールすること」でした。
そのためには、自身でビジネスをもち、収入、時間や場所、パートナーを選べるようになることが必要でした。だから目的を実現するために、他の全てを削ってもやり切る覚悟がありました。そして、その経験を通じて自分で売上をつくり生活することの難しさや楽しさを知りシンプルに魅力を感じてこの世界に飛び込みました。
アナタの「脱サラ」したい気持ちは本物ですか?
仕事柄、脱サラしたいという方に会うこともありますが、副業で収益を上げるどころか
着手前という状態も少なくありません。
今後、働き方が変化してそれぞれ一人ひとりがビジネスをもち、
フリーランスが増えていくと予測されています。
ただ、半端な覚悟でやっていけるほど、独立は甘くないです。
改めて、脱サラの目的を確認しておきましょう。
脱サラをする際のメインビジネスを決める
何をメインビジネスとして独立していくかを事前に決めましょう。
理由はビジネスの選択や勉強や上達、更には軌道に乗せるには
非常に時間とコストがかかるためです。
そのため、メインビジネスの決定は早ければ早いほど良いです。
気になる分野があれば、小さく始めてみるのがよいと思います。
そこで気になるのが、ビジネスの種類やメリット/デメリットかと思います。
ひとくちにビジネスといっても、たくさんの種類があります。
※別途、各ビジネスのメリット/デメリットは記事にします。
一般的には以下は副業からでも始めやすい分野といわれていますね。
(スモールビジネスといったりします。)
■ビジネスの種類
- 物販(転売も含む)
- アフィリエイト(サイトアフィリエイト、PPCアフィリエイトなど)
- イベント主催(カフェ会、合コン等の飲み会など)
- MLM(マルチレベル、連鎖販売)
- 受託系ビジネス(ライティング、デザイン、動画編集等)
- 代理店ビジネス
脱サラ準備の次の壁が、このメインビジネスの決定とその継続だと思います。
特に「継続」の部分で脱落者が続出します。
私はとある物販スクールに所属をしていましたが、(今は抜けて独立しています)
生徒約200名のうち、継続的に活動日報を上げていたのが、常時20名前後。
1年以上継続してプレーヤーをやっている方は、10名ほど。
この中から成果の高い人間が講師やそのコミュニティの代理店営業として
現場に出る仕組みになっていました。(営業は数名規模で選出)
私はここで、物販のプレーヤーをしつつ、並行して3カ月ほど代理店営業を経験しました。
最低限、上にあげたビジネスの仕組み、特にお金の流れくらいは把握した上で
できればいくつか実際に経験をしてから、メインビジネスを決めるとよいです。
理想をいえば、そのビジネスの仕組みの中でどの役割が自分にあっているのか
決定していくとより現実的な判断ができると思います。
脱サラしたい期限を必ず決める
脱サラをしたいといいながらも、いつまでに行動を起こすか決まっていない人がいます。
ですが、今所属している会社のためにも、そして自分自身のためにも必ずいつまでに退職するのかを決めましょう。
会社員であれば分かると思いますが、現場から社員が抜けるのは、
事情はどうあれやはり迷惑です。少なくとも3カ月前に申告するのがよいかと思います。
また、言い訳しつつ期限の先延ばしもNGです。
・今は繁忙期で…
・今は人材不足だから言いにくい…
・上司に辞めるなと説得されて…
例えば、私の場合は2017年12月に本格的に脱サラの準備をはじめて
2019年7月までに退社することを決めて動きました。
実際には2019年3月に退社を告げて、6月末に辞めています。
脱サラの目標に関係のないことは全て辞める(もしくは減らす)
極端だといわれるかもしれませんが、脱サラを決めたらビジネスだけに集中しましょう。
なぜなら、前の項目で書いたとおり(特別なスキルがある場合は別ですが)脱サラは決して甘くはないからです。
例えば、私が意識的に辞めたもしくは、減らした習慣は以下のとおり。
- だらだらテレビを見る
- だらだらYoutubeを見る
- スマホゲーム
- ネットでのブラウジング
- ウィンドウショッピング
- 飲み会やイベントに行く
- 友人に会う
これだけでもかなりの時間が捻出できると思います。ビジネスでもスポーツでも最初は特に「質よりも量」が大切です。
空いた時間をフル活用してビジネスに取り組みましょう。
ここからは、脱サラの成功確率を更に上げるためにやっておいた方がよいこと。大きく3つあります。
- 脱サラ前にビジネスで10万~20万を稼ぐ
- 脱サラ前にクレジットカードをつくっておく
- 脱サラ前に人脈やセールススキルをつけておく
- 脱サラ前に組織化/仕組み作りを体験しておく
脱サラ前にビジネスで10万~20万を稼ぐ
どんなビジネスモデルでも良いので、とにかくまずは実績を出すことに集中です。
当然ですが、稼げなければ脱サラには届きません。
これは取り組むビジネスによりますが、以下を意識すると確率があがると思います。
・自分が取り組むビジネスを“現役プレーヤー”として
直近5年以上継続して利益を出し続けている人に会う
・上記分野の手法や実績を5~10名程度、比較してメリット、デメリットを整理する
・比較した結果、最も成果を出している人間に教育を依頼してみる
※金銭的に余裕があるなら、時短のためにお金を出して学びましょう。
・素直に(且つ正確に)メンターの指示に従う
※たまに初心者の段階からオリジナルのやり方で取り組む人もいますがNGです。
初心者のうちは、逆に成果から遠ざかることが多いためです。
脱サラ前にクレジットカードをつくっておく
普段サラリーマンをやっていると気付かないですが、実はサラリーマン(会社員)は、社会的な信用が高いです。ローンやクレジットカードの申請など、金融系の申請に強い傾向があります。特に脱サラ直後は初期投資やビジネスを軌道に乗せるための時間が必要なため、支払いをあとにまわす戦略を取らざるを得ない場合も。そこで強く勧めたいのが、脱サラ前にクレジットカードを作成しておくことです。
例えば、ある会社のクレジットカードをサラリーマンのときにカード枠は120万が上限でした。脱サラ後、同じ会社の別のカードを作成する際に提示された上限額は50万。なんと半分以下になりました。ちなみにお勧めのクレジットカードは以下のとおり。
お勧めのクレジットカード3選
脱サラ前に人脈やセールススキルをつけておく
「人に会う習慣」をつけておくことをお勧めします。更にいうとセールス(営業)はできると独立した際に必ず役に立ちます。どんなビジネスであっても、売上や利益を拡大していくとなると一人で完結することは難しいことの方が多いからです。
例えば、比較的コミュニケーションの少ないといわれている、エンジニアの採用でも不採用の理由がコミュニケーション能力というは良く聞く話。
多くのビジネスモデルは、プレーヤーとして優秀だけど、営業や発信ができないと、ずっとプレーヤーとしてやり続けなければならなくなり、「作業量の限界=売上の限界」となります。この原則を見据えて、脱サラ前から人に会っておくとその後の展開が楽になります。
脱サラ前に組織化/仕組み作りを体験しておく
脱サラ前に自分のチームを作った経験があると、自分が病気やケガなどで機能しないときの保険にもなります。
関連して、先日フリーランスの王こと、株本さんのフリーランスサミットでも様々な分野の人たちが以下のとおり、成功法則を述べていました。
■これからのフリーランスに必要なこと
・顧客の組織を読み解いて提案していく
・コミュニティ化(組織化)
・ニーズに合わせたチームづくり
どれも自分ひとりではなく、組織に関する内容になっています。
これは、前の項目でも触れたように、一人の限界を考えての動きです。
特に自分がTOPとして(プロジェクトリーダー、運営側)で小さくでもチーム運営をした経験が宝物になると思います。
例えば、私は複数の副業方法を組み合わせて副収入を安定させるためのグループを立上げ、5名~10名のチームで役割分担を決めて活動していました。
この経験で更に人の適性を考えたり、プロジェクトの進行や調整をする力やセールスの力がついたと考えています。
このように自分のチームをゼロからつくり上げると、自分の個性に着目するだけでなく、
他の方との信頼関係をつくり、その方の才能や能力を見極め、協業することで個人で事業をやる以上の価値と成果を生み出すことができる。この優秀なプレーヤーをマネジメントする力が今フリーランスの世界でも非常に求められている。脱サラ前からここまでできる方は限られているかもしれませんが、挑戦しておいて決して損はないかと思います。
このように、脱サラしたいと思った際に事前にやっておくべきことや
やった方がよいことは以下のとおり。多岐にわたります。
まとめ
■脱サラ前の基本的なチェックポイント
・脱サラ前に資金状況を確認する
・脱サラをする目的を明確にする
・脱サラをする際のメインビジネスを決める
・脱サラをする期限を必ず決める
・脱サラの目標に関係のないことは全て辞める
■やっておくと脱サラの失敗リスク下げる方法
・脱サラ前にビジネスで10万~20万を稼ぐ
・脱サラ前に人脈やセールススキルをつけておく
・脱サラ前に組織化/仕組み作りを体験しておく
たまに、ビジネスの時間をつくるために勢いや辞めるスピードを重視している教育をしているところも見かけますが、
それはあまりに危険だと思います。もしも本当に脱サラするのであれば、入念な準備のもとに実行していきましょう。
分からないことがあれば、気軽にこちらより無料でご相談に乗ります。陰ながら、皆さまを応援しています。
■20代から始める脱サラ術
いまは会社員をやっているけれど、脱サラしたい。
将来的には起業して自由な暮らしをしたい。
そんな方はぜひ、こちらからチェックしてください▼
都内では無料面談、WEBでの無料相談も承ります。
LINEを登録いただき、「無料相談」と気軽にご連絡ください。