【悲報】20代で脱サラ・起業が失敗する具体的な理由【実例あり】

フリーランス 副業 脱サラ

  • 脱サラしたいと考えているが失敗しないか不安
  • 起業して失敗する具体的な事例があれば知りたい
  • 脱サラして稼げるようになりたいけど、詐欺とか怖いな

こういった疑問に、現役でサラリーマンの方を脱サラさせた事例がある私が答えます。
つい先日も15年以上務めた会社を退職する方を支援させていただいています。

一般的には脱サラの成功確率は3%∼6%(※10年後の継続率)といわれており
非常にシビアな世界ということが分かります。

〇本記事の内容

  1. 脱サラして失敗する具体的な理由をまとめました
  2. 実際に脱サラのコンサルをして、失敗して成果の出ない方の事例を分析しました
  3. 脱サラや起業をする際に注意すべき詐欺案件をまとめました
  4. まとめ

〇著者の経験
2017年に副業で物販を開始。2018年7月に脱サラ、起業。
独立後、1年目に年商1億円、2年目にクライアントに対して5億円以上の売上貢献。
それをきっかけに法人化。
3か月に1名ほどのペースで脱サラ、起業家を輩出しています。

脱サラして失敗する具体的な理由を5つまとめました

その①:サラリーマン(会社員)よりも簡単に儲かると思いこんでいる

「もっとお金が欲しい」「自由に収入をコントロールしたい」など
金銭的な自由を求めて脱サラに興味を持つ人が多いですが
脱サラしたからといって儲かるとは限りません。

むしろ、サラリーマンで稼ぐ方がよっぽどリスクを抑えながら稼ぐことができます。
※誤解のないように補足すると、脱サラの成功確率が数パーセントであることから。
私の周りでも副業すら続かない人もたくさんいます。

初期費用や初期投資などでマイナスからスタートすることも多く
利益を取るための準備で一時的なマイナスがある視点が抜けている方が目立ちます。
この費用を嫌って無料で情報を取ろうとして、悪質な商材をつかんで騙されたり
なかなか脱サラできないという方も数多く見てきました。(私もかつてはその一人でした。)
確かに事業に成功すれば収入は大きく跳ね上がる可能性は秘めています。
ただし脱サラすれば、儲かるという考えは甘いです。

その②:稼ぐ金額よりも使う金額の方が多い

支出の管理ができない人は本当に要注意です。退職後に定期収入がない場合は特に致命的です。
脱サラ前からキャッシングやローンで多額の借金があるというケースもあります。

サラリーマンで会社勤めの場合、実はお金を使える時間にも制限があることにお気づきでしょうか?
オフィスで仕事中にお金をたくさん使っている人はあまりいないのでは?
裏を返すと、大げさにいえば会社を辞めると「24時間お金使い放題キャンペーン」です…笑

私自身も独立当初はろくに仕事もないくせに、、
優雅にホテルのカフェモーニング、ジムでジャグジーに入ってから活動開始。食事も全て外食。
みたいなことをやっていたら、恐ろしい勢いで会社員時代の貯金が尽き欠けました笑

同じような理由で金銭的に困窮した、という起業家や個人事業主は
たとえ現在も事業継続していたとしてもたくさんいます。

まずは事業を長く継続するためにも、支出管理の徹底を。

その③:会社員の延長で経験があることや好きなことで独立してしまう

「え?それってよくないの?」
という声が聞こえてきそうですが、実は要注意です。

よくある失敗の理由は主に3つ

  • 同業界/同業種だとしても「イチ社員」と「経営者」とでは大きく異なるから
  • すでに「できること」に固執してしまうことが多いから
  • 前職の繋がりは希薄になったり、なくなることもあるから

1つずつ詳細を解説していきます。

・同業界/同業種だとしても「イチ社員」と「経営者」とでは大きく異なるから
→特に20代の方であれば、まだ会社の中でマネージャークラスではなく平社員ということも多いと思います。
そうすると、想像以上に自分以外の社員から助けられていることが多いです。

例えば、営業。
新規顧客や既存顧客は全て自分自身のチカラで獲得できますか?

例えば、エンジニア。
商品やサービスに必要なWEBやシステムなど全て自分のチカラで構築、運用できますか?

例えば、事務/経理。
自身の経費管理など全て自分のチカラで整理することはできますか?

脱サラをして会社を辞めると、紛れもなくアナタは「経営者」になります。
最初から仲間がいる場合は別ですが、多くの場合は上記に挙げたような役割を全て自身で考える必要があります。
たしかに、実際に経験があったり好きな分野で独立することのメリットもあります。
ですが上記のような注意点があることを踏まえて事業展開を考えることを推奨します。

その④:自身の実力を過信しすぎる

これはマジであるあるです。
会社員のときには、どこまでが会社の看板を借りて仕事をしているのか?
ここが分からなくなります。

よほど才能にあふれた社員か、特別待遇の役員などでもない限り
ほとんど全てが会社の名前やこれまでの実績に支えられた仕事だと考えた方が冷静だと思います。
独立、起業して真っ先に感じるのは、「誰にも相手にされない」ということ。

残念ながら特に20代で社会人歴が短ければ短いほど、なめられます。
すぐに仕事が舞い込んでくるような甘い世界ではないです。
だから自身の実力が「ゼロ」もしくは「マイナス」くらいに認識して
現場や経験から精一杯の吸収をするしかないと思います。

巷(ちまた)にあふれる、誰でも簡単にとか。スマホだけで副業♪など。
あんなものは全てうそですよ。脱サラの成功に近道なんてありません。
ずっと地道で根気のいることだと、実際に経験してみて改めて思います。

その⑤:すぐに利益(お金)を取ろうとする

これも非常に多い失敗事例です。特にセールスをやっている方。
こういう人にはこんな特徴があります▼

  • メリット/デメリットで人に会うか決める
  • お客様だけに会おうとする
  • 効率重視でアポイント時間が短すぎる
  • 商品やサービス説明ばかりをする
  • 価格の提案が早すぎる

④にも関係しますが、独立したては私たちに実績はありません。
信頼関係が築けるまでは、むしろ無料だとしても相手の応援や貢献が最優先です。
(もっといえば、自分たちが提供できる商品やサービスは関係ありません。)
その過程で相手からの相談や依頼がくる流れがよほど自然ですね。

たしかに、脱サラしたてで毎日何も収入に繋がらず焦る気持ちは強烈に共感します。
私も最初の8カ月ほどは一切売上がなかったので…笑

ですが、相手(お客様)あっての事業であり、ビジネスです。
相手にとって価値のあるものを提案や提供ができなれば「ただの邪魔」です。
いますぐに見直しましょう。

実際に脱サラのコンサルをして、失敗して成果の出ない方の事例を分析しました


まとめると頻繁に見かける事例は

  • ずっとインプットだけを繰り返す(インプッター型)
  • 目的意識なくアウトプットを繰り返す(アウトプット型)
  • ナルシストで他者からのアドバイスを軽視する(自己陶酔型)

その①:ずっとインプットだけを繰り返す(インプッター型)

正確に統計をとったわけではありませんが、50%ほどがこのタイプだと思います。
いわゆる「ノウハウコレクター」ですね。シンプルに何もやらない人です。
何か学んだり、経験したことをため込んで終わってしまう。
そのあとに実行したり、検証や改善をしないので成長せずに成果がでません。

成果がでないと「向いてない」「環境が悪い」「分野が合わない」など
言いわけや逃避をして辞めていきます。本当にもったいないです。

たしかに、勉強することや学び続けることは脱サラ後に事業をやっていくうえで必須です。
ですが、それを行動にしないと何の意味も効果もありません。

むしろ、アウトプット(出口)を想像しながらインプットする。
それでも遅いのでインプットしながらその場で試すくらいが成果が出やすいと思います。
いかに普段から勉強したことを活かして行動をしているか、
これが事業の成功/失敗を分けると考えます。

その②:目的意識なくアウトプットを繰り返す(アウトプット型)

25%ほどがこのタイプだと考えています。

例えば、今月のアポイント件数は200件を目標にしていきます!(どや顔)とか
とくにかく最初は「量」をこなしていきます!など。

これは経営者側の都合なのか。教えている側の思想なのか分かりませんが
謎のアウトプット信者が一定層いるように思います。

これも燃え尽きて、続かないケースが多いです。身体や精神的な負担も人によっては大きいと思います。
しっかりと目的を決めたうえで適切な戦略を練ってから行動に落としましょう。

その③:ナルシストで他者からのアドバイスを軽視する(自己陶酔型)

25%ほどがこのタイプだと考えています。
例えば、ある分野の成功者がいて。分かりやすくその実現手順を教えてくれたとしましょう。
※ネットが発達しているので、いくらでも事業者の先輩方の話やノウハウは無料で利用できますよね?

このタイプの方は、最初から自己流で一部アレンジしたり素直に話を聴き入れません。
だから、自身のやり方をずっと否定することができなくて結果が出ずに悩みます。

こういう人も何名も見てきました。
中にはお金を払ってなぜが教えてもらったことと全く違う方向で
展開して失敗してビジネスを辞めていきます。

月並みですが、事業者の先輩方(特に事業が続いている方)の話は
耳をかっぽじって最後まで聴き、自身の価値観に合えば実行しましょう。

脱サラや起業をする際に注意すべき詐欺案件の特徴をまとめました


突然ですが「情弱」(じょうじゃく)という言葉が流行したことをご存知でしょうか?
情報弱者の略だそうですが、特に脱サラや起業をし始めのタイミングは
色々な儲かりそうな話が舞い込んできます…笑

手元資金が少ない状況でこのような案件に引っかかってしまうと
せっかく脱サラできたとしても、その後の事業に悪影響が出てしまいます。

私が知る限りですが、以前にサポートしていた方で
詐欺被害で800万円の借金があるという方がいました。

多分に漏れず、私も多数の経験を経て
詐欺案件には特徴があることが分かったのでまとめてみました。

  • 責任者と直接会って話すことができない
  • データの信憑性が不確か
  • 「感情的」な内容が多い

その①:責任者と直接会って話すことができない

個人レベル含めて、中小規模のビジネスモデルはこのケースに注意が必要です。

もしも本気で良い商品やサービスを提供しているのであれば
直接話を聴きたいという顧客候補やそれを代わりに広げたいなどの
パートナーに会わない理由がありません。

もちろん、本人が本当に忙しいケースや
その他の事情で話ができない可能性もあります。

しかしその過程の対応が丁寧か、代わりの人材を出したり調整ができるか。
この辺りも事業者としては重要な要素です。

ポイントとして、商品やサービスの中身、セールスをやっている方は
その条件など表面的な視点だけで判断すると詐欺被害に会う可能性があがります。
できれば創業者の話や人柄を加味して顧客やパートナーになるかどうかを
慎重に判断するとよいと考えます。

これは手前味噌ですが、弊社が自社でおこなっている商品やサービス、
プロジェクトに興味をもっていただいた方に関しては毎回、代表である当方が自ら
担当者や経営者に最低1度は会っています。

私自身は人材採用業界の出身ということもありますが、第一印象や実際に話したときの雰囲気、
価値観が合うかどうかは非常に重要視をしています。

その②:データの信憑性が不確か

その商品の口コミや実績など。
文字情報や数字で確認できるデータを鵜呑みにしていませんか?
その根拠や確からしさを自身の目で見たり、考える習慣はあるでしょうか?

詐欺案件は特にこの実績データが不確かであることが多いです。
既に事業をやっている方であれば分かると思いますが、
数字データや口コミなどは、提供者の編集でいくらでも内容を調整できます。

重要なのは裏を取る(根拠を確かめる)ことです。
これは①と全く違うアプローチですが、例えば自身が良いと考える商品やサービスを
実際に使っているユーザーや全く利害関係のない第3者から意見をもらうと発見があるかもしれません。

弊社でも提供している商品やサービスが万能ではないことを認識しています。
そのため、外部パートナーと積極的に提携関係を結ぶことで、分野ごとに専門性の高いコンサルティングや
協力ができる体制をつくっています。

その③:「感情的」な内容が多い

いわゆる「煽り」に近いプロモーションをしている場合は注意が必要です。
また、その母体の実力ではなく、外部パートナーに有名人や支援者(法人や国やどこかの機関等)がいることで
あたかも非常に魅力的な商品やサービスであるかのように魅せている場合があります。
脱サラしたての方には、必ずというほど声がかかる
某ネットワークビジネスのセミナーに参加してみたことがあるのですが…

「うちは沢山の著名人から愛用されていて…!」
「信念なんですー!」「愛と情念をもって…!」

など、なんの根拠もない発言を創業者が語っていて、最高に気持ち悪かったです笑
みなさまも十分にお気を付けください。

まとめ

最後にこれまでの内容をまとめます。

  • 脱サラは決して簡単ではなく、しっかりと準備をしても難易度が高い
  • 何を学び事業化するとしても「実際にやらない」と全く成果にならない
  • 特にビジネス初心者は詐欺案件に要注意

これらのポイントを踏まえて、恐れずに脱サラに挑戦していきましょう。
甘い道ではありませんが、積み重ねていけば不可能な道でないです。
むしろ今は以前よりも環境も整っているので、情報収集はやりやすいです。
私でよろしければ無料でご相談にも乗れます。

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